映画「魂のまなざし」レビュー

フィンランドの画家「ヘレン・シャルフベック」の人生を描いた映画、「魂のまなざし」。この度、オンライン試写会の機会をいただき鑑賞しました。この漫画はネタバレを含みます。まだご覧になっていないかたは、ご注意くださいませ。

映画は、まるで彼女の作品がそのまま映像になったような、とても美しい光で構成されています。時おり、「今のシーンは映像?絵画?」と、錯覚してしまうほど完成されたシーンが次々と押し寄せます。彼女の作品もあちこちで登場します。あの作品はここでこういう気持ちで描かれたのか。鑑賞後に図録と合わせてもう一度楽しみたいと思いました。

映画自体の美しさは文章でいつかじっくり記したいので、マンガでは、印象に残ったシーンをコミカルに描きました。

ヘレンは生涯独身で、画家として晩年まで描き続けました。時代背景、ライフスタイル、選んだ道は違えど、私たち女性が現代も抱える葛藤がここに描かれていると感じました。

主婦、会社員、学生、アーティスト…どんな立場であっても、誰もが1度は抱いたことがある悩みが、どこかに描かれているのではないでしょうか。この映画は50代のヘレンを描いたものですが、自分の20代、30代を見ているような気持ちになりました。ぜひ劇場でお楽しみくださいね。↓に予告動画があります。



予告動画と映画情報

公開は2022年7月15日から。上映予定の映画館情報など、公式サイトをご覧ください。予告動画には、印象的なシーンが詰め込まれているので、ぜひ観ていただきたいです。

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